2021.08.03
低糖質ダイエットでも主食が必要な理由とは?副菜とのバランスが大事!
現代人の多くはデスクワークや便利な移動手段で活動量が減り、糖質をとりすぎた結果、肥満や糖尿病を引き起こしているからです。
とは言え、極端な糖質制限は、体を壊したりリバウンドしたりするリスクがあります。
今回は、主食各種の100gあたりの糖質や、低糖質ダイエット中でも主食が必要な理由についてお伝えします。
適切な量の主食をとって、健康的な低糖質ダイエットを目指しましょう。
主食各種の100gあたりの糖質量は?
ご飯、もち米、食パン、うどん、パスタなど、主食各種の100gあたりの糖質量は以下の通りです。
ご飯
茶碗1杯(150g)は糖質量55.3g 。
なんと、角砂糖約17個分です。
もち米
もち米(150g)は糖質量75.25g 。
なんと、米より糖質量が多いです。
食パン
6枚切り(63g)は糖質量28g 。
なんと、角砂糖8.5個分です。
8枚切りは糖質量21g 。
うどん
ゆでうどん1食分は糖質量37.5g 。
なんと、角砂糖11個分です。
単品のめん料理は値段が安くてお手軽ですが、炭水化物過多の食事になりがちです。
パスタ
乾めん80gは糖質量56.9g 。
なんと、角砂糖17個分です。
めんの糖質も高いですが、上からかけるソースでさらに糖質量がアップする可能性があります。
低糖質ダイエットの1日の主食摂取量は?
すぐにやせたい人の中には、主食を全く食べないダイエットを行う人もいます。
しかし糖質をとらない食生活は挫折しやすく、長続きしないことでリバウンドの原因にもなります。健康を維持しながらやせるためには、ゆるい糖質制限がおすすめです。
ゆるい糖質制限を実行するなら、主食を今までの約3分の2~2分の1(100~180g)に減らし、低糖質で栄養バランスに優れたおかずをとりましょう。また、1日の糖質量が100g以下にならないように気を付けましょう。
低糖質ダイエット中でも主食が必要な理由
米やパン、めん類などの主食に多く含まれる糖質は、余った分は体脂肪として蓄えられます。
そのため、低糖質ダイエット中は糖質を控えなければなりませんが、全く食べなくてもいいわけではありません。
低糖質ダイエット中でも主食は必要です。
その理由は、今まで糖質依存していた人がいきなり極端な糖質制限を行うと、体が脂肪をエネルギーに変える働きがスムーズにいかず、エネルギー不足に陥って体調不良をきたしてしまう可能性があるからです。
また、筋トレの際に糖質を全くとらないと、肝臓や筋肉に貯蔵しているグリコーゲンを分解することで糖を作り出します。
さらに筋トレを続けると、体脂肪を分解することで糖を作り出そうとしますが、体脂肪が少ない筋肉質な人の場合は筋肉を分解し始めます。
そのため、筋トレをしながら極端な糖質制限をしている人は、よほどトレーニングをしないと筋肉が落ちる一方です。筋肉が落ちると、様々な疾病にかかりやすくなるリスクもあります。
肥満ではなく活動量が多い人には、適度な糖質が必要なのです。低糖質ダイエットで最も重要なことは、糖質に偏りがちな食生活を見直すことです。
そして体が必要とする5大栄養素(糖質、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミン)のどれか一つに偏るのではなく、各栄養素を必要な分しっかりとることが大切なのです。正しい糖質オフとは、身体を健康へと導くことです。
極端な糖質制限をすべきではありません。
ゆるやかに糖質制限することで、心身の不調やストレスに悩まされることなく、健康的な低糖質ダイエットができるのです。
ジョイントの糖質制限食は糖質とのバランスがいい
管理栄養士監修の「健康管理食」の提供サービスを行っている「ジョイント」では、健康を維持しながらやせたい人に向けた糖質制限食を提供しています。
肉や魚などのタンパク質や野菜、きのこ、海藻類を使った糖質制限食に、毎食最低限の主食をとることで、体調を崩すことなく糖質制限をすることができます。
「ジョイント」の糖質制限食は、1食あたり糖質を15g以下に設定。糖質量に幅がないため、主食とのコントロールが簡単です。
急激な糖質制限ではないため、リバウンド防止の食事にも利用できます。
目安となる主食の組み合わせ例(朝食200kcal)は以下の通りです。
・1日1600kcal(朝200kcal、昼夕食250kcal)1食あたりご飯180g
・1日1200kcal(朝200kcal、昼夕食250kcal)1食あたりご飯100g
まとめ
糖質制限中は糖質を控えなければなりませんが、極端な糖質制限は危険です。最低限の量の糖質をとりながら、低糖質かつ栄養バランスが整った食事をすることがポイントです。
「ジョイント」では、主食を含めた1日の糖質量が100g以下にならないように工夫された、栄養バランス抜群の糖質制限食を提供しています。
糖質量が一定で極端に低くないため、健康的な低糖質ダイエットをすることができます。
管理栄養士馬塲 耕造
1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。