2021.06.24
肉料理は低糖質!ダイエットや健康管理の強い味方
肉の種類は牛肉、豚肉、鶏肉などありますが、どの肉も糖質がほとんど含まれていないからです。
また、肉には、たんぱく質を構成する必須アミノ酸が豊富に含まれています。
この必須アミノ酸は、筋肉を作るために重要ですが、体の中で作る事ができないので、食べ物から摂らなければなりません。
ですから、肉を食べる事は、健康を維持する上でもとても大切ですね。
そこで今回の記事では次のことをお伝えします。
●肉料理は低糖質
●肉の種類・部位で糖質やカロリーは変わる?
●低糖質な肉料理の調理法とは
●ジョイントの糖質制限食【肉料理】を紹介
●ジョイントの肉料理がダイエットや健康管理に向く理由
最後までお読みいただければ、なぜ、肉料理が低糖質ダイエットや健康管理のサポートに
なるかが分かります。
ジョイントの糖質制限食もご紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください!
肉料理は低糖質の代表
肉料理を食べると太りやすくてダイエットに向かないと思って食べない人もいますが、ダイエットの大敵は「糖質」なので、低糖質の肉料理を食べるとダイエットにつながります。
ただし、部位や調理方法によってカロリーが高くなる場合があるので注意が必要です。
では、肉の種類別の糖質とカロリーを見ていきましょう。
肉の種類別糖質やカロリー
牛肉
牛肉の部位別の糖質とカロリーの一覧表です。
(100gあたり)
牛肉の部位 | 糖質 | カロリー | |
バラ | 0.1g | 472kcal | |
肩ロース | 脂身あり | 0.2g | 380kcal |
赤身 | 0.2g | 293kcal | |
もも | 脂身あり | 0.5g | 235kcal |
赤身 | 0.6g | 176kcal | |
サーロイン | 脂身あり | 0.3g | 460kcal |
赤身 | 0.4g | 294kcal | |
ヒレ | 0.3g | 207kcal |
参考:豚肉/日本食品標準成分表2020年版 | 食品成分データベース文部科学省
牛肉の100gあたりの糖質は、部位によって多少の差はありますが、0.1g~0.6g程度と低糖質です。
ただし、カロリーは、部位によってバラつきがあります。
バラ肉は100gあたり472kcalとかなり高いですが、ヒレ肉は207kcalと低く、2倍以上の差があります。
また、同じ部位でも、脂身があるのと赤身と比べてみると、肩ロースの脂身ありは380kcalに対し、赤身は293kcalと赤身の方が、2割以上カロリーダウンできます。
ダイエットを考えるなら、脂身のない赤身か、ヒレを選ぶと良いでしょう。
豚肉
豚肉の部位別の糖質とカロリーの一覧表です。
(100gあたり)
豚肉の部位 | 糖質 | カロリー | |
バラ | 0.1g | 366kcal | |
肩ロース | 脂身あり | 0.1g | 237kcal |
赤身 | 0.1g | 146kcal | |
ロース | 脂身あり | 0.2g | 248kcal |
赤身 | 0.3g | 140kcal | |
もも | 脂身あり | 0.2g | 171kcal |
赤肉 | 0.2g | 119kcal | |
ヒレ | 0.3g | 118kcal |
参考:豚肉/日本食品標準成分表2020年版 | 食品成分データベース文部科学省
豚肉の100gあたりの糖質は、部位によって多少の差はありますが、0.1g~0.3gと低糖質です。
ただし、カロリーは、部位によってバラつきがあります。
バラ肉はもっとも多く、100gあたり366kcal、ヒレ肉は118kcalと少なく、なんと、3倍以上もの差があります。
また、同じ部位でも、脂身があるのと赤身と比べてみると、ロースの脂身ありは248kcalに対して、赤身は140kcalと赤身の方が、5割弱カロリーダウンできます。
カロリーの差が大きいので、ヒレ肉か赤身部分を選ぶと良いですね。
鶏肉
鶏肉の部位別の糖質とカロリーの一覧表です。
(100gあたり)
鶏肉の部位 | 糖質 | カロリー | |
手羽 | 0.0g | 182kcal | |
むね | 皮つき | 0.0g | 229kcal |
皮なし | 0.0g | 113kcal | |
もも | 皮つき | 0.0g | 234kcal |
皮なし | 0.0g | 128kcal | |
ささみ | 0.0g | 105kcal |
参考:豚肉/日本食品標準成分表2020年版 | 食品成分データベース文部科学省
鶏肉の100gあたりの糖質は、部位に関係なく、全て0.0gと糖質がないので低糖質の王様と言っても良いでしょう。
カロリーも、ほかの肉と比べて全体的に少ないのでダイエットにも向いています。
特にささみは100gあたり105kcalと、もっとも低いです。
また、皮付きと皮なしの肉を比べてみると、むね肉の場合、皮付きが100gあたり229kcalに対して皮なしが113kcalと約半分のカロリーに抑えられています。
低糖質ダイエットをするなら、ささみか皮なしの鶏肉を食べるのが最強ですね!
その他
(100gあたり)
その他の肉の部位 | 糖質 | カロリー | ||
ラム | 肩 | 脂身あり | 0.1g | 206kcal |
ロース | 脂身あり | 0.2g | 287kcal | |
もも | 脂身あり | 0.3g | 164kcal | |
マトン | ロース | 脂身あり | 0.2g | 192kcal |
もも | 脂身あり | 0.1g | 198kcal | |
かも | 皮つき | 0.1g | 304kcal | |
皮なし | 0.1g | 118kcal | ||
馬 | 赤肉 | 0.3g | 102kcal |
参考:豚肉/日本食品標準成分表2020年版 | 食品成分データベース文部科学省
そのほかの肉を見ても、100gあたりの糖質は0.1~0.3gと、糖質が低いので、肉の種類にこだわらなくても低糖質であることが分かります。
また、低カロリーと言われている羊の肉(ラム、マトン)の中でもラムのもも肉が一番カロリーが低いので、ジンギスカンを食べるときは、ラムのもも肉を選ぶと良いですね。
このように、肉はほとんど糖質が含まれていないので低糖質ダイエットに向いています。
低糖質にするには、調理法も重要ですよ。
低糖質な肉料理の調理法は?
肉そのものには糖質はほとんど含まれていませんが、調理方法に気をつけないと糖質が上がってしまう可能性があります。
そこで、低糖質にするための一工夫を紹介しますね。
× 糖質が高くなりやすい調理法 |
◎ 一工夫して低糖質にする調理法 |
パン粉をつけた揚げ物 |
● おからパウダーを代用 ● ヘルシオなどの家電を利用 |
煮物に砂糖を使った甘い味付け |
● 味付けに低カロリーの物を使用 ● 甘みを抑えた味付けにする |
ステーキなどの濃い味付け | ● 味付けは塩で |
揚げ物の衣に低糖質のものを使用したり、油の量を減らすためにヘルシオなどの家電を使ってもよいでしょう。
味付けは、砂糖などの糖分に気をつけると糖質が高くならずに済みます。
糖質制限食ジョイントおすすめの肉料理
糖質制限食とは炭水化物(主食のご飯、パン、麺類や甘い物)の糖質を1日70~130g程度に抑えて、肉、魚、大豆、野菜などをバランス良く摂る食事のことです。
それでは健康管理食ジョイントのおすすめ「肉料理」を紹介しますね。
牛肉のプルコギ風
エネルギー | 糖質 | たんぱく質 | 食塩相当量 |
252kcal | 14.5g | 18.2g | 2.0g |
「牛肉のプルコギ風」は、252kcalで糖質は14.5gです。副菜は大豆の煮物、オムレツ中華あん、ほうれん草の煮浸しの洋風です。
牛肉と野菜をサっと炒めたプルコギをメインに、大根やほうれん草などの野菜もタップリ摂れ、オムレツも添えられてたんぱく質も豊富な満足のラインナップです。
鶏肉の黒酢あんかけ
エネルギー | 糖質 | たんぱく質 | 食塩相当量 |
212kcal | 14.4g | 17.7g | 1.7g |
「鶏肉の黒酢あんかけ」は、212kcalで糖質は14.4gです。副菜は大根のコンソメ煮、オムレツトマトソースかけ、チンゲン菜のサラダの中華風です。
鶏肉は黒酢あんかけでサッパリとした味わいです。大根やチンゲン菜、人参、ブロッコリーなど、野菜もタップリ摂れます。卵も摂れて、バランス良いメニューです。
豚肉のソテートマトソース
エネルギー | 糖質 | たんぱく質 | 食塩相当量 |
247kcal | 15.0g | 18.9g | 1.4g |
「豚肉のソテートマトソース」は、247kcalで糖質は15.0gです。副菜はキャベツときのこのカレー風味、豆腐の卵とじ、オクラの和え物の洋風です。
メインはトマトソースでソテーした豚肉で食べ応えがあり、キャベツ、きのこ、オクラなどの野菜も添えられ、低糖質の豆腐と卵料理もあり、ボリューム感もタップリです。
旨辛チキン
エネルギー | 糖質 | たんぱく質 | 食塩相当量 |
259kcal | 14.9g | 16.8g | 2.1g |
「旨辛チキン」は、259kcalで糖質は14.9gです。副菜は大根の明太和え、豆のトマト煮込み、小松菜のじゃこ和えの洋風です。
ピリっと辛いチキンにブロッコリーなどの野菜が添えられ、良質なたんぱく質が摂れる大豆の煮込みがあり、じゃこや明太子の魚類を味付けに使っていてバラエティ豊かです。
ジョイントの肉料理はダイエットや健康管理をサポート
ジョイントの肉料理は次の3つの点でダイエットをサポートしています。
一定の糖質量なのでスローダイエットできる
1日あたり糖質100g以下にならないように気をつけています。
過度な糖質制限は健康上おすすめできませんので、無理なくスローダイエットを
行えるようにメニューが工夫されています。
個人差はありますが、1か月に1~2kgを目安に、4~5か月で約10kgの減量も期待できます。
糖質量が一定なので主食をコントロールしやすい
牛、豚、鶏肉、どの肉を使っても、糖質量が1食あたり約15gくらいの料理になっています。
主食(ごはん、パン、めん類)を食べるのは健康バランスを取るために大切ですので、毎食最低限の量は摂るようにしましょう。
例えば、ごはんは100g(糖質量35.6g)は摂りましょう。それだけ摂っても大丈夫なのがジョイントの良い点です。
糖質量が極端に低くないので体調も壊しにくい
毎日の糖質を基準以下としたメニューになっていますが、糖質制限食だからと言って、極端に低い糖質量のメニューはありません。
必要な糖質はしっかり摂れるメニューになっていますので、安心して召し上がってください。良い体調がキープできます。
まとめ
肉料理が低糖質なのはお分かりいただけたでしょうか。
肉には、ほとんど糖質が含まれていないので、調理方法に気をつければ、低糖質ダイエットにとても向いている食材です。
ただし、部位や調理法によって、カロリーが高くなる場合があるので、ダイエット目的のときはカロリーの低い部位を選び、調味料もカロリーの低いものを選ぶなど工夫しましょう。
アミノ酸が豊富で低糖質な肉料理をジョイントはおすすめします。
あなたのダイエットと健康管理にジョイントの糖質制限食を摂り入れてみませんか?
管理栄養士馬塲 耕造
1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。