低糖質ダイエットのメリットと注意点を解説!急激な糖質制限は危険がいっぱい? - 健康管理食ジョイント

2021.08.03

低糖質ダイエットのメリットと注意点を解説!急激な糖質制限は危険がいっぱい?

低糖質ダイエットのメリットと注意点を解説!急激な糖質制限は危険がいっぱい?
馬塲 耕造
監修

馬塲 耕造

「食欲が抑えられなくてなかなかやせられない」という悩みを抱える方に、低糖質ダイエットをおすすめします。

低糖質ダイエットのメリットは、食事の内容を見直すことで、食べる総量は減らさなくていいことだからです。また、様々な健康効果も期待できます。

しかし低糖質ダイエットには注意点もあります。間違った低糖質ダイエットをすると、体を壊す可能性もあるのです。

今回は、低糖質ダイエットのメリットと注意点について詳しくお伝えしていきます。

もくじ

低糖質ダイエットとは?

糖質制限ダイエットとは、糖質を適正量に制限する食事法です。
「どうして糖質を制限するのか?」と言うと、糖質を過剰摂取すると余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されて太るからです。

タンパク質や脂質が体の構成成分として新陳代謝に使われるのに対し、糖分はエネルギー源にしかなりません。過剰摂取で体脂肪になるエネルギーのほとんどは糖質なのです。

過剰に糖質を摂取すると、以下の順序で体脂肪に変化します。

①多量のブドウ糖が腸から吸収されて血糖値が急上昇
②すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値が急降下
③余った糖が、グリコーゲンとして肝臓と筋肉に取り込まれる
④さらに余った糖が、体脂肪になる

インスリン分泌量が多いほど太りやすいため、インスリンは肥満ホルモンと呼ばれることも。つまり糖質を過剰摂取すると、肥満ホルモンであるインスリンが大量に分泌され、糖質が体脂肪になり肥満につながるのです。

糖質制限ダイエットを実行すると、肥満ホルモンであるインスリンは、必要な分だけ効率よく分泌され、体は糖質の代わりに体脂肪(特に内蔵脂肪)を燃やしてエネルギー源にします。

そのため、今まで過剰に糖質をとっていた人が低糖質ダイエットを実行すると、ダイエット効果が高いのです。

低糖質ダイエットのメリットとは?

低糖質ダイエットのメリットは以下の4つです。

①体脂肪が燃焼されやすい体になる
②肥満や糖尿病の改善など、いくつもの健康効果が期待できる
③空腹を感じずにダイエットできる
④肉や魚など、様々な食品をバランスよく食べられる

以下で、さらに詳しく説明していきます。

体脂肪が燃焼されやすい体になる

糖質の摂取量を制限すると、体は糖質の代わりに体脂肪を燃やしてエネルギー源にします、そのため、体脂肪が燃焼されやすい体になることができます。

肥満や糖尿病の改善など、いくつもの健康効果が期待できる

肥満や糖尿病の治療をはじめ、いくつもの健康効果が期待できます。具体的には、内臓脂肪が減る、脂肪肝が改善する、中性脂肪が減る、善玉コレステロールが増える、高血圧が改善するなどの効果が期待できます。

空腹を感じずにダイエットできる

空腹を感じずにダイエットできることも大きなメリットです。
低糖質ダイエットでは、主食を減らした分たんぱく質や野菜が食べられるため、食事の総量が減らないからです。

肉や魚など、様々な食品をバランスよく食べられる

カロリー制限のダイエットと違って、様々な食品を食べられるのもうれしいポイント。カロリー制限のダイエットは、食べる食品の種類や量がかなり制限されます。低糖質ダイエットなら糖質量や栄養バランスに気をつければ、様々な食品を食べることができます。

低糖質ダイエットの注意点

低糖質ダイエットの注意点は、過剰な糖質制限を行うと健康を損なう恐れがあるという点です。具体的には、以下の①~③の症状を引き起こす可能性があります。

エネルギー不足による倦怠感やめまい、頭痛などの体調不良

糖質を極端に減らすダイエットを実行すると、脂肪をエネルギーに変える働きがうまくいかず、エネルギー不足による倦怠感やめまい、頭痛などの体調不良を引き起こす可能性があります。

今まで糖質依存していた人が、糖質制限食に慣れるには時間がかかります。

体調不良で挫折してしまっては元の木阿弥なので、ゆるやかで無理のない糖質制限をすることが成功の秘訣です。

糖質を減らし過ぎたことによる栄養不足

糖質を極端に減らして食事の総量が減ると、栄養不足に陥る可能性があります。低糖質ダイエット中でも、適度な主食をとることが大事です。

食物繊維不足による便秘

糖質制限をすると、便秘になることがあります。

大半は、低糖質生活をはじめたことによる食生活の変化にともなう腸内環境の変化が原因です。今までご飯をたくさん食べていた人は、急激にご飯を減らすことで食物繊維不足に陥る可能性もあります。実は糖質が多いご飯には、食物繊維も含まれているからです。

便秘になったからといって以前の食生活に戻ってしまうと、便通はよくなりますが、血糖値や体重が元に戻ってしまいます。

便秘にならないためには、適度な量の主食の摂取が大事です。野菜やきのこ類など食物繊維が多い食材も積極的にとりましょう。

 

ジョイントの糖質制限食は低糖質ダイエットを無理なくサポート

管理栄養士監修の「健康管理食」の提供サービスを行っている「ジョイント」の糖質制限食は、急激な糖質制限ではないので無理なく低糖質ダイエットができます。

低糖質・低カロリーかつ栄養バランス抜群のメニューばかりなので、楽しく食事をしながら健康的にダイエットできます。

メニューごとの糖質量に幅がないため、主食を含めた糖質量のコントロールも簡単です。

馬塲 耕造
監修株式会社ジョイント
監修馬塲 耕造

管理栄養士馬塲 耕造

1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。