大根のカロリーと糖質

大根は野菜なので、カロリーや糖質が低いイメージがあると思いますが、実際はどうでしょうか。

生の場合とゆでた場合を比較してみましょう。

大根のカロリーと糖質は

100gあたり

コンビニで売っているおでんの大根は、1個80～90gくらいですので、100gは厚めのおでんの大根1個分くらいが目安と考えると良いでしょう。

大根の生とゆでの糖質を比較すると、カロリーは変わりませんが、糖質は生2.9g、ゆで2.3gとゆでた方が糖質が少ない事が分かりますね。

また、大根は根より葉の方がカロリーは多いですが、糖質は約半分と低いです。

次に、他の野菜と比べて大根の糖質は多いのかどうか見ていきますね。

根菜類とその他の野菜のカロリーと糖質は

大根は根菜類になります。根菜は野菜の中で糖質が高いとされているので、他の根菜類と比較してみましょう。

100gあたり生

同じ根菜類でも、レンコンの糖質は大根の4.6倍、ごぼうは3.3倍と高いですね。カロリーも、レンコンは4.5倍、ごぼうは3.8倍と高いです。

ですから、大根は根菜類の中では糖質、カロリー共に低い野菜と言えますね。

では、ほかの野菜と比べるとどうでしょうか。

100gあたり生

その他の野菜と比べてみると、カロリーは同じくらいですが、糖質は大根の10%～65%と少なくなっています。

したがって、ほかの野菜と比べると糖質はやや高めの野菜と言えますね。

このように、大根はカロリー的には少ない野菜ですが、糖質はそれなりにある野菜と判断してよいと思われます。

では、実際に大根の煮物の糖質はどのくらいになるのでしょうか？

大根の煮物の糖質

大根はゆでた方が糖質が少ないと分かりましたので、大根の煮物の糖質はどのくらいになるのか見ていきましょう。

大根の煮物でも、食材によってカロリーや糖質に差がでます。

いかを使うとカロリーも糖質も一番低くなるのでおすすめです。

豚バラは脂質が多く、カロリーが高くなるので、ダイエット中には食べ過ぎに気をつけましょう。

では次に、糖質制限中の人におすすめの大根の調理法をお伝えしていきます。

糖質制限中におすすめの大根調理法

糖質制限中にはどのように大根を調理するのがおすすめか、紹介していきますね。

煮物にする

ゆでと生の大根の糖質を比較すると、ゆでた方が糖質が少ないので、煮物にするのがおすすめです。

ただし、煮物にする際、調味料に糖分の多い砂糖やみりんをたくさん使うと糖質が上がってしまうので、次のように調味料を低糖質の物に代替えする工夫をすると良いでしょう。

なお、大根と煮付ける食材は、豚肉・鶏肉などの肉類やイカなどの魚介類を使うと糖質が上がらずにすみます。

ただし、脂身の多い部分を使用すると、カロリーが上がってしまうので、ダイエット中の場合は脂肪分の少ない部位を使うなど工夫してくださいね。

炒め物にする

調理する際、揚げ物など油をたくさん使う料理はカロリーが増えてしまい、ダイエットにならないので、油を少量使う炒め物や炒め煮にするのがおすすめです。

大根はカロリーは低いのでたくさん食べても大丈夫と思われがちですが、糖質は、それなりにある事をふまえて、食べ過ぎには注意するようにしましょう。

葉も積極的に食べる

大根の葉は、根の部分と比べて糖質が少ないです。（100gあたり根は2.9g、葉は1.3g)

また、葉は緑黄色野菜なのでβ-カロテンを多く含みます。抗酸化作用もあると言われており、皮膚や粘膜の健康を保ちます。

カルシウムも多く含まれているので、骨を丈夫にしたり、筋肉の収縮や神経の興奮を抑えるなどのはたらきがあるので、葉つきの大根を購入したら、葉っぱも炒め物や味噌汁などに入れてぜひ食べるようにしましょう。

糖質制限食ジョイントおすすめの大根を使ったメニュー

糖質制限食とは炭水化物（主食のご飯、パン、麺類や甘い物や豆類、野菜などに含まれる）の糖質を1日70～130g程度に抑えて、肉、魚、大豆、野菜などをバランス良く摂る食事のことです。

つまり、主食も含めて1食あたり25～40gまでになります。

それでは健康管理食ジョイントのおすすめ「大根を使ったメニュー」をご紹介しますね。

※大根を使ったメニューは副菜に入っていますので、全体のメニューをご紹介しています。

大根の煮物（「牛肉のプルコギ風」の副菜）

１食全体の数値

「牛肉のプルコギ風」は、252kcalで糖質は14.5gです。副菜は、大根の煮物、オムレツ中華あん、ほうれん草の煮浸しです。

「大根の煮物」には枝豆やしいたけが入っており、たんぱく質と食物繊維もしっかり摂れる料理です。

大根のコンソメ煮（「鶏肉の黒酢あんかけ」の副菜）

１食全体の数値

「鶏肉の黒酢あんかけ」は、212kcalで糖質は14.4gです。副菜は大根のコンソメ煮、オムレツトマトソースかけ、青梗菜のサラダです。

「大根のコンソメ煮」はコンソメ味で煮付けた大根とブロッコリーが添えられており、見た目にも鮮やかな美味しい1品です。

厚揚げと大根の生姜あんかけ（「サワラの西京焼き」の副菜）

１食全体の数値

「サワラの西京焼き」は、269kcalで糖質は15.0gです。副菜は、糸こんにゃくの金平、厚揚と大根の生姜あんかけ、茄子の塩だれがらめです。

「厚揚と大根の生姜あんかけ」は、食材を大きくゴロっと切っており、根菜類のにんじんも入っていて食べ応えがあります。生姜あんがアッサリとした味わいになっています。

大根とベーコンの炒め煮（「チキンのレモンソース」の副菜）

１食全体の数値

「チキンのレモンソース」は、280kcalで糖質は14.9gです。副菜は、ごぼうのごまサラダ、大根とベーコンの炒め煮、もやしとピーマンのソテーです。

「大根とベーコンの炒め煮」は、サッと炒めてから煮付けているので、油も少なめです。

ベーコンのコクで大根が洋風に美味しく食べられます。

まとめ

大根の煮物がダイエットに向いているのはお分かりいただけたでしょうか。

大根はカロリーが低いので、ダイエットには向いています。

糖質は、ゆでた方が生で食べるよりも少なめなので、煮物にするのが良いです。ただし、それなりに糖質はあるので、食べ過ぎないように適量を食べるように心掛けましょう。

また、おすすめの調理方法を参考にしたり、味つけの際に低糖質の調味料に代替するなどして糖質を減らすようにすれば、栄養価が高い大根の栄養を摂りつつ、ダイエットできます。

ジョイントの糖質制限食の中で、大根の煮物料理がいくつかラインナップされていますので、参考にしてくださいね。

あなたのダイエットと健康管理にジョイントの糖質制限食を摂り入れてみてはいかがでしょうか？