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2022.03.03
栄養バランスが摂れるコンビニご飯の選び方は?おすすめの組み合わせや注意点も紹介!
- もくじ
コンビニご飯は健康によくないって本当?
作る手間がかからず便利なので、コンビニご飯を利用している人も多いことでしょう。実際、仕事で忙しい現代人にはありがたい代物です。
おにぎりやサンドイッチ・弁当や一品おかずなど、コンビニでは大体の料理がそろいます。だからこそ、コンビニご飯を利用するときでも「栄養バランス」が大切です。実は、コンビニご飯であっても、上手く利用すれば健康的な食事にできます。
悪印象の原因は「添加物」と「塩分」
コンビニご飯が健康に悪いイメージを持たれる主な原因は、「添加物」と「塩分」です。弁当やサンドイッチといったコンビニの食品は、店舗ではなく遠くの工場で作って運ばれてきます。その結果、保存性を高めるために添加物が入ります。また、美味しく感じてもらえるよう塩分も高めです。
近年では改良が進み、メーカーによっては添加物の使用量を減らしつつあります。それでも、全くの無添加というわけにはいきません。
選び方や組み合わせ次第で栄養バランスがよくなる
実はコンビニご飯でも、工夫次第で栄養バランスの整った食事が可能です。コンビニのよいところは、手間のかからなさと便利さにあります。この2つのメリットを上手く活用しましょう。
からあげ弁当をお昼ご飯に選んだ場合、そこにサラダを一品足してみましょう。それだけで糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・食物繊維がバランスよく摂取できます。からあげ弁当単体だと肉とご飯のみで栄養バランスが悪いですが、サラダを加えることでそれを改善できます。
栄養バランスの整ったコンビニご飯を選ぶ3つのコツ
栄養バランスの整った食事をしたいと思っても、いちいち食品の栄養価を調べるのは手間です。コンビニご飯で健康的な食事を摂るには、ちょっとしたコツがあります。以下のコツを押さえるだけで、コンビニご飯であっても栄養バランスを整えることが可能です。
同じ食材・調理法を重ねない
いためる・揚げる・ゆでるなど、食べ物の食材や調理方法が同じものをチョイスするのは避けましょう。例えば、焼き豚弁当に豚しゃぶサラダを組み合わせるとします。どちらも豚肉がメインで使われているので、栄養バランスが悪くなります。
コンビニで食品を組み合わせるときは、できるだけ「違う食材」「違う調理法」をチョイスするようにしましょう。そうすることで、栄養価を調べなくてもある程度栄養バランスの整った食事が可能です。
ご飯・麺・パンなどの主食系は1品にしておく
弁当と菓子パン、サンドイッチとパスタなど、炭水化物がメインの食品はなるべく1品でとどめておきましょう。炭水化物が2品以上あると栄養バランスが悪くなるほか、糖質の摂りすぎで太ってしまいます。1ヶ月に1回程度ならば問題ないですが、頻度が高くならないよう上手くバランスを調整しましょう。
合計の塩分量を把握しておこう
コンビニの食品には、高塩分なものがたくさんあるので塩分量を抑えることが重要です。コンビニご飯は全て「成分表」が記載されているため、塩分の計算が簡単にできます。成分表の塩分量を見るだけで分かるので、誰でも簡単に食事の塩分バランスを整えられます。
栄養を補ってくれるコンビニでおすすめの食品
コンビニには、現代人に不足しがちな栄養素を補ってくれる食品が数多く存在します。代表的なものでいうと、「野菜ジュース」「サラダ」「副菜系のパックおかず」です。これらの食品はビタミン類・食物繊維・ミネラルを手軽に摂取できるので、栄養バランスを整えるのにとても効果的です。弁当や主食系の食品と積極的に組み合わせましょう。
野菜ジュース
サラダなどの生野菜が苦手という人は、手軽に野菜の栄養素を摂取できる「野菜ジュース」がおすすめです。いつものコンビニ弁当やサンドイッチに、野菜ジュースを1本追加してみましょう。それだけで多くの種類のビタミンを摂取でき、栄養バランスが整います。ただ、野菜ジュースには糖質を多く含むタイプがあります。合計の糖質量には注意しましょう。
サラダ
コンビニには野菜系から海藻系まで、豊富なバリエーションのサラダがあります。ほかの食品にはない「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」をたくさん含んでおり、栄養バランスを整えるのに打ってつけです。また、1人用サイズになっているためロスが出ないのもポイントです。
副菜系のパックおかず
白和えやひじき煮などの副菜系おかずは、栄養バランスの調整にとても便利です。メニューのバリエーションが豊富なので、食事に不足している栄養素をピンポイントで摂取できます。1人用サイズに丁度よく、低価格なのもポイントです。最近では、栄養バランス重視のおかずも増えてきています。
栄養バランスを重視したコンビニメニュー
栄養バランスを整えるためのコンビニご飯の選び方を、いくつか紹介します。栄養バランスの計算が面倒・苦手という人は、以下の組み合わせでチョイスしてみましょう。比較的栄養バランスを崩すことなく、食事ができます。
例1)好きな弁当+サラダ
これから頑張りたい昼食時におすすめの組み合わせです。昼食は、1日の中でもいっぱい栄養を摂りたい時間です。コンビニ弁当の中には漬物やサラダなどが入っていますが、少量しかないため栄養バランスがあまりよくありません。栄養バランス的には不十分なので、サラダを1品追加しましょう。ビタミンと食物繊維、ミネラルが多く摂れるので消化吸収を促し、たんぱく質や糖質の吸収率もアップします。
例2)サンドイッチ+カップスープ
まだまだ眠気の残っている朝食時におすすめの組み合わせです。食欲のあまりない朝は、野菜の多いあっさり系のサンドイッチをチョイスしましょう。カップスープの温かさは目を覚まし、代謝をアップさせる効果があります。冷たいサンドイッチとの相性もよく、野菜が多いので栄養バランスも整います。
例3)おにぎり+パック副菜から1品+カップ味噌汁
ご飯などの主食に、汁物と副菜を2品以上バランスよく組み合わせる「一汁二菜」の例です。家で一汁二菜を実践するのはなかなか大変ですが、コンビニであれば簡単にそろえられます。食材や調理法を重ねないようにチョイスするのがポイントです。
コンビニご飯で済ませる際の注意点
栄養バランスを整えやすくメニューが豊富なコンビニご飯ですが、よい所ばかりではありません。高塩分な食品が多いので、塩分の過剰摂取には気をつけなければなりません。そのほかにも、いくつか注意しておかなければならない点があります。
基本的に全部添加物が入っている
コンビニご飯には全て、添加物が含まれています。長持ちさせるための合成保存料はもちろん、見栄えをよくするための着色料が入っているものも多いです。食品添加物を摂取しすぎると、生活習慣病などの原因になります。頻繁にコンビニを利用しない場合は心配する必要はありませんが、日常的にコンビニご飯で済ませている人は注意が必要です。
コンビニなので自炊よりも値段は割高
作る手間がかからないのは魅力ですが、その分自炊するよりも値段がかかります。食品に限らず、コンビニ製品は総じて価格が割高に設定されています。コンビニご飯を利用するときは、財布の中身と相談しましょう。できるならば自炊がベストですが、料理が苦手という人はスーパーの格安弁当を買うという手もあります。
コンビニご飯を食べる際は選び方に気をつけよう!
コンビニご飯でも栄養バランスの整った食事を摂れますが、添加物・塩分のリスクや、値段の高さはネックです。利用する際はご飯を家で炊いておかずだけコンビニで買ったり、利用頻度を少なくしたりして工夫しましょう。
コンビニご飯の問題点を解決!
そんなコンビニご飯の問題点を解決するのが、ジョイントの御膳です。
まず「塩分」は平均2.3g、「保存料」や「添加物」は一部の既製品の材料に含まれる以外、調理の工程では使用しません。
また、主菜・副菜で焼き物、煮物、和え物といくつかの調理法の組み合わせており、主菜が肉系なら副菜には必ず野菜を使用し、栄養価のバランスをはかっています。
よって組み合わせを考えることなく一膳でバランスのよい食事がとれ、しかも全メニューお手頃な均一価格、安心してお召し上がり頂けます。
管理栄養士馬塲 耕造
1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。